ドイツは教育制度について各州政府がそれぞれ定めるので、州によって結構制度がちがう。でも、ドイツ全土をあげて、どうやらここ10年ぐらい大々的な改革を進めているらしい。
ベルリン市もどんどん学校法が変わる。
たとえば、3年位前(正確にはわからない)にはその年の6月までに6歳になる子どもが9月から小学生になる、でも子どもの成長度合いで結構好きに早めたり遅くしたりもできたのが、今は障害などが無い限りは一律で12月までに6歳になる子どもがその年の9月に小学生にならなくてはいけない。
しかし、これも今年からまた、以前のように親の意向などで就学を遅めにすることが出来るようになるんだそうだ。
いやー、振り回すね、ぶんぶんと。
そして、今年決まった新しい学校法によると、現在小学校後に通う教育機関として「ギムナジウム」と「レアルシューレ」と「ハウプトシューレ」があるのだけど、これが「ギムナジウム」と「ゼクンダーシューレ(セカンドスクール)」になるんだって。両方の学校で大検と高卒資格が一緒になったような「Abitur(アビトゥーア)」が取れるので、今まで見たいに「大学行きたかったらなにがなんでもギムナジム」って感じではなくなったみたい。
おまけにパイロットプロジェクトとして、統合学校(Gemeinschaftsschule)もあって、いまベルリンのあちこちに出来てきてる全日学校(Ganztagschule)はこれになっていくのかな。
ドイツ人だってこれきっとややこしいと思う。辞書をひきながらでないと新聞の読めない私にはさらにややこしい。
だけど、ギムナジウムに行けるか行けないかでキーキーしなくてよくなるのかもしれないと思うと、ちょっとホッとするのでした。