さて、なんとか小学校の入学申し込みが出来た頃の話。
手続きの際に(手続きといっても、小学校に直接行って、校長先生に会って紙ぺら2枚ぐらいにちょっと記入しただけ)入学式の日取りと、娘の担任になる先生からのメッセージプリント、そして入学までに用意するものが書かれたプリントが渡された。
ちょっと書き出してみるとこんな感じ。
- Fuer die Federtasche(ふぃーだーたっしぇ、筆箱)
- breiten Ringordner(幅広のリングファイル)
- Gummizugmappe fuer Hausaufgaben und Elterninformationen(ゴムバンドでとめるファイルケース)
- Brotbuechse und Trinkflasche aus Plastik(お弁当箱とプラスチック製の水筒)
- Hausschuhe oder Sandeln(室内履きまたはサンダル)
とまあ、他にも絵の具のセットやら雑巾やら、スポーツ用のズボンや靴やら・・・と揃える物はたくさん。
日本にいたままだったとしても、保育園から小学校に上がるときは色々と揃えるし、環境も大きく変わる。それを全然心の準備ができていないまま入学しちゃうなんて・・・・大丈夫なのかしら!不安はつのる。
上記の持ち物も、語彙力の無さを嘆きつつ辞書で調べ調べなんとか解読。
ドイツ語は変化が多いので、辞書でその通りに調べても載っていない言葉や、造語がたくさんあって、調べるだけでも一苦労だ。さらに、ドイツでの「常識」がやっぱりあるから、例えば1.のFedertascheは、実は細かい内訳も一緒に書いてあったんだけど(軟らかい鉛筆2本、消しゴム、5色ぐらいの色鉛筆・・など)子どもが小学校に持っていく典型的な「筆箱」というのが実はドイツにはあったりする。
他に工作用の持ち物、ノリだとかハサミだとか、そういうものの中にひとつ「Zauberstift」という単語があった。これが、いっくら辞書で探してもわからない。分解すると「Zauber=魔法」と「Stift=鉛筆」になるんだけど・・・で、友人の旦那さん(ネイティブ)に聞いてみたらこれがなんと「マジックペン」の事だったのでした!そっかぁ~なるほど~・・・なんつーか・・・ドイツでも造語なんだね。
入学準備の季節(夏)になると、スーパーや文具店、雑貨屋でいろんなFedertascheが売りに出される。
ランドセルももちろんあるんだけど、これまた日本のとはまたちょっと違う。Schulranzen(シュールランツェン)とかSchulrucksack(シュールロックザック)とかSchulmappe(シュールマッペ)と呼んで、ロックザックの方がちょっと丸っこかったり、軽かったりするのだけど、頑丈さが美徳のドイツ、これが子供用か?と疑いたくなるほど重たい。
▲なかには、こんなふうに筆箱や運動着を入れるポーチなんかと全部セットになってるものもある。これは小学校入学式の必須アイテム「Schultüte」までついてるパーフェクトセット。
ところで海外生活ではインターネットは最大の武器で、ほんとに手放せない。
特に我が家のような家族全員外国人家庭、しかも会社員でもないでは現地情報も言葉の壁でままならない(ってゆーかそしたらなんでドイツ行ったのって思われるかもしれないけど、色々と事情がね^^;)。
そんな中で私が最近便利だなって気が付いておすすめの検索方法は
「辞書に載ってない単語はそのままGoogle.deでイメージ検索」
これ、ほんとにおすすめです。
どんな物だか大体は想像つくし、関連情報も得られやすいし。
ドイツ語がもっと上手になれば独独辞書でもいいとはおもうけど、上記のZauberstiftはDUDENの独独にも載ってなかった(笑)。そんな言葉も結構ドイツ語はあるんじゃないかと。どんなに調べてもどーにも分らないドイツ語単語があった場合は是非お試しあれ!